木もれ日


1.幸福の木(ドラセナ)

幸福の木(学名:Dracaena fragans リュウゼツラン科 ドラセナ属)に今年も花が咲きました。当事務所会議室にある観葉植物「幸福の木」が昨年に続いて花をつけ
ました。

この木はかれこれ20年前に贈られたもので、もっぱら観葉と思っていたら、3年前の
今頃突然花を咲かせたので驚きました。木の頂上部からスッーと伸びた茎に八つ手
の花のような白い球状の花がいくつも付いています。よく見ると、細い管のような花が
束になって球状を成しているのがわかります。

会議室には上品な甘い香りが漂っています。一週間くらいは咲いていることでしょう。
事務所を訪れる人に幸せがあると良いですね。(20年3月)


2.〜「万歳三唱」考〜
                                                     伊東幸人

「日の丸」については、明治3年の太政官布告第57号により、日本の郵船と商船に「御国旗」として掲揚
することが 義務付けられて以来国旗として国民の間に定着した。

「君が代」は明治29年に、祝日などに斉唱する歌として文部省告示第3号が示して以来、国歌としてこれも定着した。とは言っても、連合軍の厳しい占領政策の後遺症として、日本の教育現場ではいまもなお、国旗、国歌の定着度が完全には回復されず、祖国愛を妨げるこの後遺症の克服方策が課題視されている。

ところで、「バンザイ」の方はどうだろうか。これについて、齋藤俊男氏(法務総合研究所教官)が平成10年7月号の「みんけん」誌上で、興味ある"根拠法令?"を披露されている。

万歳三唱令施行 明治12年4月1日太政官布告168号

第一条 万歳三唱ハ大日本帝国及ヒ帝国臣民ノ天壌無窮ノ発展ヲ祈念シ発声スルモノナリ

第二条 発声ニ当タッテハ、ソノ音頭ヲトルモノハ気力充実態度厳正ヲ心掛ケルベシマタ唱和スル者ハ全員ソノ心ヲ一ニシテ声高ラカニ唱和スルモノトス

第三条 唱和要領ノ細部ニツイテハ別ニ定ム
朕万歳三唱ヲ裁可シ之ヲ公布セシム、此布告ハ明治12年4月1日ヨリ施行スベキコトヲ命ス御名御璽

この第三条の「万歳三唱ノ細部実施要領」もなかなかの内容であるが、ここでは省略することとして、上記の「バンザイ令」なるものが、果たして真実かどうかについて、齋藤氏は、様々な角度から検討された結果、出所・真偽不明で継続調査を約されている。

同氏曰く、明治12年の太政官布告は、第48号までしか発せられていない、同年4月1日の太政官布告はないなどなど。

そして、結局のところ、「万歳三唱」は、明治22年2月11日の大日本帝国憲法発布式典あたりに、国民の奉祝心が湧出し、全国的に斉唱されたのが始まりだとするY氏の自然発生説に、真実味ありと軍配を挙げかけている。

「令達」の方はともかくとして、万歳三唱の定着度は戦後においてもなかなかに逞しいようである。