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松阪健治弁護士が執筆陣に加わって、新日本法規出版より、「ケーススタディー 法人格否認の法理と実務」が先頃出版され、好評を博しています。法律上は、個人と法人とはあくまで別個の人格なのですが零細企業の多い日本では、個人責任と法人の責任の区別を貫くと、常識に反することや不公平な結果になることも少なくありません。これまでの仕事や生活の中でそのような経験をされた方も多いのではないでしょうか。
法人格否認の法理などというと何だか難しそうな響きですが、要は、裁判所が、公平妥当な結論を導くために、法人とその背後にあって法人を支配するものを同視する場合があるということです。
本書では、裁判所がそのような場合に、法人と背後の個人を同視することを認め、どのような場合に認めなかったのか、実際の裁判例を多数とり上げて解説しています。事案の概要を図示したり、裁判所の判断を簡潔にまとめて、分かりやすく解説しています。是非ご一読下さい。
また、この法人各否認の法理にみられるように、裁判所は、必ずしも法律を杓子定規に適用するのではなく、常識にあった公平妥当な解決を導く努力をしています。我々弁護士としても、依頼者の正当な利益を守るために、裁判所にこのような働きかけをしていくことが重要な使命と考えております。
発行:新日本法規 A5版 全470頁 4,500円(税別)
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